疲れている時にお風呂に入ると、湯船の中でウトウトと眠気がきて、ハッと気が付いたら寝ていた!ってことありませんか⁈
実はそのウトウト、眠気ではなくて、失神寸前の危険信号だったんです!
起きたからよかったものの、失神したままだったら溺死していたかもと考えると非常に怖くなります。
お風呂で寝ると溜まった疲れがでてきて、「いつの間にか寝てしまっていた」のでは無く、「いつの間にか失神しまっていた」のです。
温かいお湯の張られた湯船に浸かる➡熱を逃がして体温を平熱に戻そうと血管が拡張し血圧が低下する➡また水圧で心臓が押されて血圧も下がる➡血流が悪くなり頭に酸素を送れなくなる➡脳が酸欠状態になる➡脳の神経が働かなくなる➡ウトウトしてくる➡失神する➡失神したまま浴槽に沈む➡溺死! 怖いですね。
*入浴時に眠気が来たらすぐに湯船から上がるようにしましょう。
でも、急に立ち上がると、血圧が急激に下がるので湯船からはゆっくり立ち上がることを忘れないでください。
勢いよく立ち上がると温度変化もプラスされ、ヒートショックを起こす可能性があるからです。また、
できるだけ入浴中の失神のリスクを減らすために次の事をオススメします。
*入浴前にコップ一杯の水を飲む・・入浴中は汗をかきやすく体の水分が失われることで血液がドロドロになるからです。
安全にお風呂に入るためにもお風呂で寝るのは止めましょう。
参考資料:Osamu Kuwamitsu,M.D.執筆ブログ