社会で当たり前の事として流されている事に、常に疑問をもち、とことん考え抜く青年「久能整」。
周囲に何が起きていようとも、喋らずにはいられないため「ウザイ、めんどくさい」と言われ続けて、生きてきた青年『久能整(くのうととのえ)』とバスハイジャックした犯人との会話です。
犯人: 何で人を殺しちゃいけないんだ!理由は⁉
整 : いけないって事はないんですよ。別に法律で決まっている訳でもないですから。罰則はありますけど、人を殺しちゃいけないって法律はないです。
「何故、人を殺しちゃいけないのか」いけなくはないけど、ただ秩序ある平和で安定した社会を創るために、便宜上そうなっているだけです。
だって人殺しなんか、ひとたび戦時下になると、いきなり人を殺してもOK!って事になるんですよ。
それどころか沢山殺した方が褒められる状態になる、そんな二枚舌で語られるほど適当な話なんですよ。
実際に今、殺しまくっている場所が世界中に沢山ある。あなたもそういう処に行ったらいいんですよ。
ー中略ー
あなたが殺されずに済んでいるのは此処に居るのが秩序を重んじる人達だからです。 どうして人を殺しちゃいけないんだろう?なんてわざわざ考えることもない、そういう人達だからあなたは殺されずに済んでいるんですよ。
フジテレビドラマ「ミステリと言う勿れ」#2久能整の言葉より
実際、私も人を殺してはいけない事が当たり前で「何故、ダメなのか?」考えることもなかった。
「久能整」の考えを聞いて自分の思いはどうなのか考えてみようと思う。