誰もが知っている「血液型占い」「A型はまじめ」「O型は社交的」と言った性格分析に、当たっていると思ったことはあるだろうか。
実は、心理学的には血液型と性格の関連性は全くないことがわかっている
また、国や人種によっては、4種の血液型のうちのどれかが8割という国もあり、もし、占いが正しいとすれば国民の8割が同じ性格になってしまう。
これは、ちょっとおかしい!
では何故信じられているのだろう?・・まず、誰にでも当てはまるような分析が「当たった」という感覚を生みやすいという背景があるからだと考える。
また、「私はO型で、こうゆう性格なんだ」と思うことで、次第にその通りの行動をとるようになる「自己成就予言」が、さらに信ぴょう性を増す可能性があるようだ。
ちなみに「自己成就予言」とは自分の思い込みやイメージに従って行動していると思い込み通りになってしまうことを指し、心理学用語で「予言の自己成就」と呼ばれることもある。
砕いていうと「ひょっとしたらこうなるのではないか?」という直感や予感が、良い意味でも悪い意味でも的中してしまうと占いの言葉を間違いないと思える程度が増すという事だろう!
『相手の事を知りたい』この思いが強いほど、性格は目に見えないだけに、ついつい「占いや性格テスト」に頼りたくなる。
しかし、そこには占いを盲目的に信じることの危険性が潜んでいることを心に置いて欲しいと思う!
合コンや飲み会などの話題のネタとしては面白い「血液型占い」・・楽しむ程度に留めておくといいかな!
参考文献「大人の心理学常識」トキオ・ナレッジ 宝島社